葬儀は突然訪れるもので、精神的な負担に加えて経済的な負担も大きくなりがちです。しかし、工夫次第で必要な儀式を行いながら費用を抑えることも可能です。ここでは、葬儀費用を無理なく抑えるための5つのポイントを紹介します。詳細は以下のリンクからご覧ください。
· 葬儀費用の平均費用は約110万円
· 葬儀費用の内訳
· 葬式の形式別の費用感と特徴・注意点
· 葬儀費用はオプション追加で平均費用よりも高くなることも
· 葬儀費用をなるべく抑えるには
· 葬儀費用でトラブルを起こさないためにできること
· 葬儀費用に関するよくある質問と回答
· まとめ いつかは家族や自分に訪れる葬儀。突然そのときが訪れても金銭面で慌てないよう、大体の費用感をつかんでおきましょう。この記事では、鎌倉新書の調査結果を参考に葬儀費用の平均費用を紹介します。あわせて費用負担で困らないための対策法についても解説します。
葬儀費用の平均費用は約110万円
鎌倉新書が調査、発表している「第5回お葬式に関する全国調査(2022年)」によると、葬儀にかかった費用の総額は、平均で約110万円でした。※1 とはいえ、葬儀費用は一般的に規模や参列者の数などによって変動します。上述の調査結果は、2020年3月~2022年3月の3年間、つまりコロナ禍でおこなわれた葬儀の平均額です。※1 2020年2月までの直近2年半を対象にした前回調査(「第4回お葬式に関する全国調査(2020)」)では、葬儀費用総額の全国平均額が119万1,900円なので、コロナ禍におこなわれた葬儀費用の平均額のほうが10万円近く少なくなっています。コロナ禍では感染症防止対策として、平常時に比べて葬儀の規模や参列者の数が抑えられたことも影響しているようです。※2
※1 参照:鎌倉新書「【第5回お葬式に関する全国調査】コロナ禍の葬儀に大きな変化「家族葬」が55.7%で最多、次いで「一般葬」25.9%、「直葬・火葬式」11.4%で 近親者のみでおこなう家族葬が主流に」 ※2 参照:鎌倉新書(いい葬儀)「【第4回お葬式に関する全国調査】葬儀とそのあとにかかる費用のすべて(葬儀・飲食返礼品・お布施・香典・お墓・仏壇・遺言相続・遺品整理・空き家処分ほか)」
葬儀費用の内訳
ひとくちに葬儀費用といっても、そのなかには斎場利用料や祭壇、棺など、さまざまな費用が含まれます。
葬式費用
飲食費
返礼品
総額
料金
67.8万円
20.1万円
22.8万円
110.7万円
約110万円かかる葬儀費用のそれぞれの内訳を詳しくみてみましょう。
葬式の費用
葬儀をおこなうために最低限必要な費用である平均基本料金は67.8万円でした。一般的に基本料金には以下の費用がセットになっています。※3
· 斎場利用料
· 火葬場利用料
· 祭壇
· 棺
· 遺影
· 搬送費など
葬式の形式別の費用感と特徴・注意点
最近では葬式の形式も多様化しており、従来形式の「一般葬」のほかに、以下のような形式も最近はおこなわれています。
· 家族葬
· 一日葬
· 直葬(火葬式)
どの形式を選ぶかによって費用平均費用も異なるため、それぞれの特徴や注意点を確認しておきましょう。
一般葬
一般葬は通常、1日目に通夜、2日目に葬儀・告別式・火葬をおこなう形式の葬式です。家族・親族をはじめ、故人や家族の友人・知人、仕事関係、地縁関係など幅広く関係のある方々に葬式の案内をして、参列してもらいます。 一般葬は、多くの方々に故人の死を弔っていただけるという特徴があります。一方で、どれだけの参列者に来ていただけるかわからず、斎場の大きさや飲食・返礼品の数を見積もりにくいのは注意点といえます。費用面では他の形式に比べて多くかかる傾向にあり、2022年の調査結果では、葬儀の基本料金の平均費用が83万8,900円でした。※7
家族葬
家族葬は、主に家族や親戚、一部の親しい関係者だけが参列する形式の葬式です。1日目に通夜、2日目に葬儀・告別式・火葬といった流れは一般葬と同様です。 親しい人たちだけでおこなうため、形式張らず落ち着いた雰囲気のなかでお別れできるうえ、一般葬に比べて規模が小さく費用を軽減できる特徴があります。調査結果によると、家族葬の基本料金の平均費用は67万3,200円でした。※8 一方、故人に弔意を示したかった友人や職場関係者が、葬儀後に訃報を知り、苦情やトラブルの原因となる場合もあります。故人と関係の深かったであろう人には事前に連絡をし、家族葬であることを伝えておくといったトラブル回避が必要となってきます。
一日葬
一日葬は、通夜を省略し、納棺から葬儀、火葬までの式を一日でおこないます。一日で終わるため、家族や参列者にとっての負担を軽減することができ、通夜振る舞いをおこなわない分、費用負担を抑えることも可能です。調査結果では、一日葬の基本料金の平均費用は52万7,800円でした。※9 一方で、お寺によっては一日葬を執りおこなわない場合もあったり、なにより故人とのお別れの時間が短くなるという注意点もあるので、親戚一同と合意を得ておくことが大切です。
直葬(火葬式)
直葬は、通夜・葬儀・告別式などの儀式を省略し、火葬のみをおこないます。故人とのお別れは、一般的に火葬場の火葬炉の前で簡単におこなわれるため、火葬式とも呼ばれます。他の形式に比べて葬儀にかかる時間が短く、飲食を伴わないケースも多いことから、お香典への気遣いを和らげられるのが特徴です。家族にとっても、斎場や祭壇、飲食などにかかる費用負担を避けることができます。調査結果では、直葬にかかる基本料金の平均費用は42万2,300円と他の形式のなかで最も低い金額です。※10 直葬は4種の葬儀形式のなかで、故人の肉体とお別れする時間が短い形式なので、そのことを後々残念に思うようになる人もいるかもしれません。
